3月初旬
野田市山崎にて戸建て住宅の
屋根・外壁塗装工事を施工させていただいております。
屋根はモニエル瓦(乾式洋瓦)です。
わたくしもモニエル瓦の高圧洗浄を
実施する日には現場に向かいます。
モニエル瓦の洗浄は
脆弱したスラリー層が水圧で飛び散る為
至極神経を張って作業しなくてはなりません。
周辺のご近所さまへの飛散を
最小限に抑えなければならない、という
厳戒なミッションが下されます。
現場に緊張感が漂います。
飛散防止の為の追加メッシュシートを張り、
洗浄機配置、OK
ホース配り、OK
エンジン始動確認、OK
いよいよ高圧洗浄開始、って時に
リョウが真剣な顔して
雨靴に絶縁テープを貼っています。
世界が止まったかのような静かな時間が流れます。
何故かペアで作業する専務ユウジも
その行為を黙って見つめています。
まるでそれは戦場に出撃する前の
神聖な儀式のようです。
専務は、
長年共に戦ってきた友の
その行為が終わるまで
静かに待っています。
あ そうか。
ホースの持ち手がどこにいるか
すぐわかるようにする目印なんだなと
推測しました。
でも 蛍光色でもないし
なんかおかしくね?
わたくしは気になることは
遠慮なく質問する無粋な人間です。
専務のように静かに待ってはいられません。
「リョウ、なにやってるの?」
「あ え 雨靴 切れて て 水 入る す」
「そうか」
専務は
雨が降り出しそうな空を見つめています。
戦いの前の静寂。
よし。
さぁ 高圧洗浄開始だ。
いくぞ。