モルタルは現在新築に用いられることはめっきりと減りましたが一時代を築いた外壁材であります。
いやいや、最近も打ちっぱなしの外壁とか多いからまだまだ健在でしょ?と思う方もいらっしゃるかと思いますがあれはコンクリートなのでモルタルとは別物になります。
モルタル セメント・砂・水
コンクリート セメント・砂・砂利・水
外壁に使われている建材「サイディング編」に続き第二弾として「モルタル編」を書いていきますのでご覧ください。
モルタルは現在新築に用いられることはめっきりと減りましたが一時代を築いた外壁材であります。
いやいや、最近も打ちっぱなしの外壁とか多いからまだまだ健在でしょ?と思う方もいらっしゃるかと思いますがあれはコンクリートなのでモルタルとは別物になります。
モルタル セメント・砂・水
コンクリート セメント・砂・砂利・水
モルタル
コンクリート打ちっぱなし
モルタルはコンクリートに比べセメントの量が多いのでその分水も多く含みます。そうすることによって乾燥によって収縮が大きくなる為、コンクリートに比べひび割れが起きやすいという特徴があります。
ですがそれは、モルタルの素地を露出させた場合のお話です。実際皆様が目にしているのはモルタルではなく塗膜だと思います。モルタルには様々な仕上げ方法があるのです。
吹き付けタイル仕上げ
左官仕上げ「ジョリパッド」
リシン吹き
まだまだ仕上げとして方法はありますが今回はよく使われる3つを取り上げます。
このように、モルタルの上に塗膜を入れることによって素地の劣化を防いでいます。
さらに、モルタルは人間と同じように呼吸をしています。厚く塗ればいいわけではないのです。
モルタルも人と同じように呼吸をしているのです。
「劣化しないように厚く塗っておきますから」一昔前の塗装屋さんはこういうことを言っていました。実際僕も昔、厚く塗れと教わりました。暑く塗るとどうなるか?
結論=呼吸ができなくなり塗膜が膨れ上がってきます。
まだ僕が10代の頃、目にしたのは衝撃の光景でした。まだ塗ってから半年ほどなのに塗膜がぷくぷく膨れていました。なぜなのか?答えが出ました。
僕達は気づかずにモルタルの呼吸を奪っていました。
人間で例えるなら、塗膜という分厚いマスクを着けてしまっていました。人間なら苦しかったらマスクを外せるのですがモルタルにはそれができません。どこか空気が吸える場所はないのかと抜け道を探して空気たちが一斉に1つの場所に集まっていきます。そうするとだんだんその空気たちが定員オーバーとなり塗膜を突き破ろうとして膨れていくのです。
膨れの例
膨れを起こさない為に重要となるのが「透湿性」です。透湿性が保てる塗料の選定が必要になります。
各塗料メーカーが確実に製造しているのでそれを理解している塗装業者に依頼する事がモルタル外壁塗装において重要です。
クラック(ひび割れ)は自ずとやってきます。日本は地震大国とも言われていますし、地震がなくても日々地面は少しの微動があります。その動きによって塗膜にクラックが生じてしまうのです。これもおよそ10年と言われていますが立地条件により早まることもあれば遅くなることもあります。
クラックが入ると、素地であるモルタルに微量ながら水が吸水してしまい痛み始めてしまいます。そうなる前に対策を練りましょう!
クラックの例
モルタルには、様々な仕上げ方法がある。
モルタルの上には、塗膜が塗ってある。
モルタルは呼吸をしている。
その呼吸を妨げてはならない。厚塗り厳禁
クラックは早期対策。
これがモルタルです。
このほかにも色々と細かいことがあるのでそれは診断報告書でのお楽しみとさせて頂きます。
モルタル外壁でメンテナンスをお考えの方は一度YT工房に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
今回はこの辺で失礼致します。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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